2011年12月30日

『巨人族の逆襲』第11回:その5

ネタバレ注意!
このレポートは「シルヴァー・クロークス戦記 巨人族の逆襲」を遊んだものです。
まだ遊んでない方はこの先はお読みにならないほうがよいと思われます。


























(ミルタ)
 ウルリクがすたすたと海の上を歩いて奇妙な技を使い(そうとしか言いようがない。ウルリクは、これは魔法でない修行の結果だ、ああ、最後に氷山をひと突きで消し去ったのは魔法の道具の力だとこともなげに言っていたが)、幻の馬にまたがったドワーフが大戦斧を振りかぶって突貫すると、やがて舟の中の巨人は1体が落ちて2体になり、残る2体のうち1体がザンギエフに胸板をざっくり裂かれて絶命し、残る1体は慌てて氷の海に落ちた仲間を舟に拾い上げ、逃げ出した。

 が、その舟からは相変わらず炎の泉がこんこんと湧き続け、舟底は見るまにたよりなく薄くなっていく。とうとう巨人たちは降伏した。橋を渡ろうとして落ちた2体は、先程のジンの戦士――名はカシームと言った――が風に巻き込んで一歩も動かさず、この連中も結局降伏した。

 なに、私たちの技で殴り殺されるか、村人たちの拳や銛で殺されるかの違いだったが。
 片手に余る数の巨人にはさすがにあわてふためいたとはいえ、この極寒の地で生き抜く屈強の男たちである、村を襲われ、家を壊されて黙っている訳がない。

 「ああ、1人は生かしておきなさい。話をきかないといけない」

 パラディグーム卿が言ったので、1体だけは喉元でなく手足の腱を切り裂かれるだけに留まったが。

 命だけは助けてやった巨人から話を聞き出し、さて、この先の思案をしようというところで、カシームが言った。

 「巨人たちから村を守っていただいたのは感謝に耐えない。が、そのついでにもう一度、骨折ってはもらえないだろうか。この氷雪の地で住む家を壊されてしまっては、村の住民の大半は生きてはゆけぬ。掘っ立て小屋なりとも建てねばならんから、どうかそれを手伝ってはもらえないだろうか」

 もちろん引き受けぬ理由もない。それに、島に渡るなら船が要り用になるだろう、陸の者が船で海に出たなら船を怖そうとする敵が必ずやいるだろうと、修繕の儀式は用意してきている。海に乗り出す前に使うとは思わなかったが。

 そこで、まず乗り手のいなくなった三艘の舟をあらためると、まるで宝船でも着いたかと思うほどの財宝が積み込まれていた。巨人たちの手ごわさに、作戦を誤ったかと思っていた者も一気にこここそ征くべき道であるとの思いを強くした。しかし私たちが取る前に、まず村人たちの家を建て直す儀式の材料とせねばならない。

 秘術の徒でない者たちには傍にいてもらっても助けにはならないので、儀式がすっかり終わり、崩れた家が元通りどころか新品になるまで、仲間四人はカシームのイグルーでお茶を呼ばれていてもらった。

 見る間に新品になる家に村人たちは驚き喜び、私のことを仙女さまとまで呼ぶので少しばかり気をよくしていると、岬の突端で物見が呼ばわった。

 「津波だ!」

 幸い村の修繕が一段落したところだったので、報せが早かったこともあり、10フィートほどのちいさな津波のための死者はなかった。単に私がもういちど、修繕を一からやり直さねばならなくなっただけのことだ。

 そのまま壊しておくわけにもいかないので、修繕をやりなおしていると、背後でカシームがこんなことを言うのが聞こえた。

 ――どうやら次元の裂け目がまたできたらしい。この沖合に、元素の渾沌との境目が薄くなっているところがある。そして時々、そこが避けて向こう側のものが転がり落ちてくるのだ。津波ということは、きっと大岩でも落ちてきたものだろう……

 つまり責は巨人共と手を組む元素の連中にあるというわけか。
 ならば、ひとの仕事を仕上がりと同時にぶち壊した報いはうけてもらおうか。





このシーンのうらがわ。

今回はオーケストラとミルタの2人態勢でやってきましたが、ラストシーンはミルタの一人語り。
巨人たちを倒して財宝を確認して、そこでオーケストラさんはログアウトしたのですが、次回予告的にDMが

 「で、次回はカシームと話して情報を確認するところからなんですが、その時、この壊れた家を修繕してくれってカシームに頼まれますよ。この状態だとこの村生きていけないんで」 
 
 そりゃそうだよなあ、と思っていると

 「なので次回は家を技能チャレンジから。どれぐらい時間がかかったかで展開が変わります」
 「え、だったら私、メイク・ホウル持ってきてるけど。家、修繕できるよね?」
 「え? だったら技能チャレンジは要らない……ね、直っちゃうから」

 というわけでかかる費用と時間を計算、必要経費についてはたった今手に入れたばかりの巨人の財宝から。1時間半後に修理が完成し、さて私もお茶に呼ばれようかしらというときに、津波だ、という声(関係ないんだけど、津波、って聞くとなんかぎょっとしますね……><)。せっかくの作業結果がゼロに。

 ……状況確認は他の人に任せて、とりあえずもくもくと儀式をやりなおしましたさ(収入からメイク・ホウルの経費を、村を2回修繕するぶんだけ引いてあります)。それでも1時間でかたがつく。ビバ魔法。

 ということで、村の修復はひととおり済み、海を睨んでいるところで次回に続きます。

posted by たきのはら at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 巨人族オンセ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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