2011年12月30日

『巨人族の逆襲』第11回:その3

ネタバレ注意!
このレポートは「シルヴァー・クロークス戦記 巨人族の逆襲」を遊んだものです。
まだ遊んでない方はこの先はお読みにならないほうがよいと思われます。

























(ミルタ)
 全員に守りの呪を施しておいてから、私は騎乗したまま村の広場に出た。南側の橋の向こうの島部に、氷の舟が2艘つっこみ、霜巨人が5体飛び降り、そして子どもが面白いおもちゃにとびつきでもするように、村の家にとりついて揺さぶるのだ。
 どうやら連中はこのフロットサムを蹂躙して単に楽しんでいるもののようだ。

 さっきパラディグーム卿の声に応えて出てきたジン……背の高さと成りは巨人ほどもあるが、巨人共のように不快にねじれながら巨大化した様子はない……は、しばらくここを頼んだ、俺は村人たちを逃したらすぐ戻ってきて助太刀すると言いおき、文字通り風を巻いて走っていってしまった。

 さて、どちらに対して魔法の罠をしかけたものかと馬首をめぐらす。パラディグーム卿とウルリクは島の東の岸に立ち、ちょうどこちらに突っ込んできた氷の船を迎え撃っている。乗っているのはひときわ立派な髭を編み、太鼓と笛を手にした巨人。それに大斧を担いだ厳ついうえにも厳つい巨人の戦士。南の島の衆には申し訳ないけれど、まずはこちらかしら。「この太鼓持ち野郎、偉そうな面しおって」「でも、あれがこの一団の頭だと思うわ」ウルリクとオーケストラの会話が切れ切れに聞こえる。手ごわそうだが、私は近くにはどうせ寄れぬ。正体がはっきりするまで、遠間で電撃でも魔法の矢でも撃っておこうと、馬を小屋の影にうまくかくして立たせてやりながら、私はひっそりと考えた。




(オーケストラ)

戦士2人と斧使い2人は東に回る。呪い師は戦士一人を護衛に
西に着けようとする。並外れた膂力で船の動きは早いが
こちらも騎乗の身。一瞬で展開する。

ザンギエフが橋の袂に陣取り、天高く斧を掲げた蜻蛉の構えをとり、
目を戦意に爛々と輝かせ、大声で呼ばわった。

「おおーなんと恐ろしげな巨人じゃあー!!ぶるぶるー!!」

なにをやっとるのだろう、あの樽は。
どうやら怯えた振りをして敵をおびき寄せようとしているらしかった。

「…わしの方がもっとおそろしいぞぉ」
小声でぼそっと付け足してやった。

東の巨人どもはピクニック気分で家々を撃ち壊し、狩りを楽しもうと
している。西側に呪い師が船をつけた。
呪い師に先制のきつい一発を食らい、続けて戦士の呼ぶ雪嵐に
ウルリクの体力が半分持っていかれた。

…強い。
ここでザンギエフがぼそっと漏らした。
「そりゃあ霜巨人どもの種族は炎巨人や大地巨人の種族より
ずっとずっと強いからのお。」
「っ!!」

はい。これが答えです。地震と燎原と氷河は同格ではありません。
燎原は地震よりずっと強く、氷河はその燎原よりさらに強いのでした。

そういうことは北へと向かう前に言っていただけると嬉しかったですね、
この樽頭め!

posted by たきのはら at 02:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 巨人族オンセ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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